
「就活の自己分析って何をどうやってやったらいいの?」
「就活で自己分析をやる意味ってあるの?」
このようなお悩みを、徹底的に解消していきます!
- 就活で強みややりたいことを明確にする自己分析のやり方がわかる
- 就活の自己分析で使えるツールや志望動機・自己PRなどに繋げる方法がわかる
就活で正しく自己分析をすることで、ESや面接に説得力が生まれてよりあなたに合った企業の内定に近づくことができます。
この記事を読むことで、就活のための自己分析の具体的なやり方がわかるようになります!
就活の自己分析で何をやればいいかわからないという方は、ぜひ本記事の内容を最後まで読んでみて参考にしてください!


山田 夏輝
コーチング事業を運営する会社を経営。コーチング会社と英語コーチングの会社のCMOも兼任。ポジウィルで元キャリアコーチとして勤務。コーチング実績は300人・600時間以上・満足度9.1。GCS認定プロフェッショナルコーチ。
自己分析とは


自己分析とは、自分の過去の経験や価値観、得意なことや苦手なことを整理し、「自分はどういう人間なのか」をはっきりさせるプロセスのことです。
自己分析によってあなたの価値観ややりたいこと、強みなどを明確にすることで就活や転職だけでなく、あらゆる決断であなたらしい決断をすることができます。
単なる自己紹介とは違い、自分に合った仕事や企業を選ぶための「軸」を見つけるのが目的です。
表面的な性格診断だけではなく、今までの過去の経験を深掘りして、深く自分と向き合うことがポイントになります。
就活で自己分析をやる目的・メリット


就活において、自己分析はただの準備作業ではありません。志望動機や自己PRを作るうえでも、働く環境を選ぶうえでも、とても重要な土台になります。
ここでは、自己分析をすることで得られる具体的なメリットを紹介します。
自分に合った仕事・企業を見極められる
これによって、数ある企業の中から「ここなら自分らしく働けそう」と思える会社を見極めやすくなります。
ただ内定をもらうことではなく、「自分が活躍できる環境」を選ぶために、自己分析は大きな力を発揮します。
自己PRや志望動機に説得力が出る
過去のエピソードに一貫した考え方があると、「この人はなぜうちの会社を選んだのか」が企業にも伝わりやすくなります。
ふわっとしたアピールではなく、「あなたならでは」の言葉で語れるようになるのが自己分析の効果です。
ESや面接での一貫性が出て選考の通過率が上がる
ESと面接で内容がブレると、企業は「この人は本当にうちに合うのかな?」と不安になります。
それが信頼感につながり、結果として通過率も高まるんです。就活の序盤から内定まで、自己分析の成果はずっと活きてきます。
就活の自己分析はいつまでにやるべきか


「自己分析って、いつまでに終わらせればいいの?」と不安に思う人も多いかもしれません。
結論から言うと、明確な期限はありません。でも、気づいたときが始めどきです。
できればサマーインターンや本選考が始まる前に、ある程度形にしておくと安心です。
面接やエントリーシートを作るときに必ず役立つので、早めに始めて損はありません。
まずは、自分の過去を振り返って、印象に残っている経験を書き出すところから始めてみましょう。



自己分析は就活だけでなくあらゆる決断に活かすことができるので、早ければ早いほど効果を発揮しやすいです!
就活の自己分析のやり方


「自己分析が大切って言われるけど、何をどうすればいいのか分からない…」と悩んでいませんか?自己分析はただ過去を振り返るだけではなく、「働く自分」を考えるための土台です。
ここでは、自己分析を進めるうえで押さえておきたい3つの視点を紹介します。
強み・弱み
まず取り組むべきは、自分の「強み」と「弱み」を明らかにすることです。
これはエントリーシートや面接でガクチカ(学生時代頑張ったこと)や自己PRとして必ず聞かれる質問でもあります。
これまでの学生生活やアルバイト、部活などを振り返り、「うまくいった理由」や「苦戦した原因」に注目してみましょう。
STEP | 具体的にやること |
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STEP1:過去の経験を書き出す(自分史ワーク) | 小学校〜大学までの出来事の中で、印象的だった体験・頑張ったこと・失敗したことなどを10個以上メモします。 |
STEP2:行動と感情をセットで振り返る | それぞれの経験に対して「なぜ頑張れたのか」「どんな工夫をしたのか」「どんなときにうまくいかなかったか」を整理します。 |
STEP3:共通点を見つける | 成功体験からは「強み」、失敗体験からは「弱み」の傾向が見えてきます。行動パターンや考え方のクセがないかを探しましょう。 |
STEP4:他人からの評価も取り入れる | 家族・友人・先生などから「自分ってどんな人?」と聞いてみると、主観だけでは見えない強み・弱みが補完できます。 |
人と比べず、自分なりに努力した経験や周囲に評価されたポイントを掘り下げると、本当の強みが見えてきます。
自分の価値観(何を大切にして働きたいか)
就職先を選ぶときに迷いやすいのが、「どの会社が合っているのか?」という点。そこで大事になるのが、自分の価値観です。
たとえば「安定」なのか「挑戦」なのか、「チームで働く喜び」なのか「個人で結果を出す充実感」なのか。
働くうえで何を大切にしたいのかを整理しておくと、企業選びの判断軸がはっきりしてブレにくくなります。
STEP | 具体的にやること |
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STEP1:これまでの選択の理由を言語化する | 部活やバイト、ゼミ、学部など、「自分が選んできたこと」と「選んだ理由」を書き出します。 |
STEP2:働くうえで大切にしたいこと・避けたいことを想像する | 「こういう働き方が理想」「こんな職場は嫌」などを自由にリスト化してみましょう。仕事内容や人間関係、収入やワークライフバランスなどなんでも構いません。 |
STEP3:価値観キーワードを抽出する | 「挑戦」「安定」「成果主義」「チームワーク」など、自分を表すキーワードや表現で共通しているものやより重視したいものを3〜5個挙げてみましょう。 |
STEP4:モヤモヤ・違和感も整理する | 過去に感じた「なんか違う」「納得できなかった」経験を振り返ると、自分が大事にしている価値観が見つかりやすくなります。 |
キャリアの方向性(将来どうなっていたいか)
「5年後・10年後にどうなっていたいか」を考えることで、次の進路である就職先も決めることができます。
将来の理想像を思い描くことで、今なにを選ぶべきかが見えてきます。
たとえば「人を育てる立場になりたい」なら、教育制度や裁量のある職場が向いています。
STEP | 具体的にやること |
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STEP1:理想の働き方を具体的に描いてみる | 5〜10年後に「どんな仕事をして」「どんな人と関わって」「どんな生活をしていたいか」を自由に想像して書き出します。 |
STEP2:理想の人間関係・休日の過ごし方・自己研鑽の内容も具体的に描いてみる | 人生は仕事だけではありません。家族や友人などの人間関係や休日の過ごし方、自己研鑽といった内容も重要です。これらの要素も5〜10年後にどうなっていたいかを考えてみましょう。 |
STEP3:4つの要素の優先順位づけをする | 仕事・人間関係・休日の過ごし方・自己研鑽の4つの視点で5〜10年後の理想の未来を描けたら、「何をいつどれだけ重視したいか」を考えてみましょう。必ずしも仕事が最重要である必要は全くありません。 あなたの本音で大切にしたいと思える・実現したいと思える要素を考えていきましょう。 |
STEP4:具体的な志望企業に落とし込む | 理想の未来を考えたら、それを実現できる企業や業界を考えてみましょう。ここでは企業分析や業界研究も重要です。選択肢を多く知っていた方が、よりあなたの理想を実現できる就職先の候補が選びやすくなります。 |
明確な目標がなくても大丈夫。「どんな状態なら自分は満足しているか?」をイメージして、そこから逆算していくのがポイントです。
就活の自己分析の代表的なツール


自己分析って何から手をつければいいのか分かりづらいですよね。でも安心してください。実は自己分析には、就活生に人気の「定番ツール」がいくつかあります。ここでは、実際に多くの学生が活用している代表的な3つの方法を紹介します。やり方がわかれば、今日からすぐに始められます。
自分史を書く
まず最も基本的な方法が「自分史を書く」ことです。
これは過去の経験を時系列で整理し、自分の行動や感情のパターンを振り返る手法です。
小学生〜現在までの出来事や印象に残ったエピソードを紙やノートに順番に書き出してみましょう。
大切なのは「どんな行動をしたか?」「なぜそう思ったか?」を深掘りすること。振り返りを通じて、自分の価値観や行動傾向が見えてきます。
マインドマップを書く
頭の中を整理したいときにおすすめなのが「マインドマップ」です。
ノートの中心に「自分」と書き、そこから「好きなこと」「得意なこと」「やってきたこと」などを放射状に広げていきます。
自由に連想しながら書けるので、意外な強みや興味のつながりが見つかることもあります。
WILL/CAN/MUSTのフレームを使う
「自分はどんな仕事に向いているのか?」を考えるときに便利なのが、WILL/CAN/MUSTのフレームです。
WILL(やりたいこと)、CAN(できること)、MUST(これから求められること)の3つを書き出して整理することで、仕事選びの軸が明確になります。
とくにWILLとCANの重なる部分は、自己PRや志望動機に直結するヒントになります。また、WILL/CAN/MUSTが重なる部分が、あなたが社会で最も力を発揮できる理想の姿となります。
自己分析は業界・企業研究と合わせてやることで初めて就活に活かせる


自己分析をやるだけでは、実は不十分です。
だからこそ、自分を知ったら次は「どんな企業が自分に合うのか?」という視点で業界や企業の研究を進めましょう。
自己分析と企業研究はセットで進めるのが就活成功のカギです。
- 業界の全体像と構造(ビジネスモデル)
- 市場規模と成長性
- 主なプレイヤー(主要企業)
- 業界の課題やトレンド
- 業界内の職種の種類と働き方の違い
- 企業の理念・ビジョン・ミッション
- 主力事業と商品・サービス
- 競合他社との違い(強み・弱み)
- 業績や経営状態(売上・利益・成長率)
- IR情報・中期経営計画
- 社風・価値観・働き方の特徴
- 採用実績や求める人物像
- キャリアパス
- 勤務地・転勤の有無・福利厚生
就活の自己分析の注意点


自己分析は就活の出発点。でもやり方を間違えると、せっかくの努力が選考に結びつかなくなることもあります。
「分析したけど何に活かせばいいかわからない」「考えすぎて逆に自信をなくした」など、よくある失敗を防ぐために、ここではいくつかの就活の自己分析における注意点を紹介します。
美化しすぎたり、逆に卑下しすぎたりしない
どちらも等身大の魅力を見失ってしまう原因となってしまいます。
就活の自己分析では事実を客観的に伝えられるように、面接やESの自己PRやガクチカに落とし込んでいきましょう。
ガクチカや志望動機に落とし込むまでやる
自己分析は「やって終わり」ではありません。
例えば自分の強みや価値観が明確になったら、それを自己PRや企業が求める人材像と照らし合わせてみましょう。
自己分析で分かったことを魅力的にアピールできるようになることが最終的なゴールとなります。
一人で考えすぎない
友人や家族、キャリアセンターのスタッフなどにフィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった強みに気づけることがあります。
他人の目を借りるのも、立派な自己分析の一歩です。
就活の自己分析についてよくある質問


就活の自己分析についてよくある質問とその回答についていくつかご紹介します!
まずは過去の経験の棚卸しから自己分析を始めよう
どこから手をつければいいかわからない…そんなときは、まず「過去の経験」を時系列で洗い出すことから始めましょう。
小学校・中学・高校・大学と、時代ごとに印象に残っている出来事や頑張ったことを書き出してみてください。
その中に、自分の価値観・行動パターン・大切にしていることがきっと見えてきます。
就活の土台は、まず自分を知ることからなので、ぜひ取り組んでみましょう!


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