
「パートから正社員に転職ってできるの?」
「パートから正社員に転職をするとどんなメリットやデメリットがあるの?」
このようなお悩みを、徹底的に解消していきます!
- パートから正社員に転職をするための具体的な方法がわかる
- パートから正社員に転職をした時にリアルなメリットやデメリットを比較できる
この記事を読むことで、パートから正社員に転職をするための具体的な方法がわかるようになります!
これから正社員への転職もも考えているという方は、ぜひ参考にしてください!


山田 夏輝
コーチング事業を運営する会社を経営。コーチング会社と英語コーチングの会社のCMOも兼任。ポジウィルで元キャリアコーチとして勤務。コーチング実績は300人・600時間以上・満足度9.1。GCS認定プロフェッショナルコーチ。
パートから正社員への転職は可能


最近では、働きながらスキルを磨き、実績を評価されて正社員登用されるケースも増えています。
特に、コミュニケーション力や責任感がある人は企業からの信頼を得やすく、登用制度を活用するチャンスが広がります。
また、別の会社に転職して正社員を目指す方法もあります。転職エージェントを活用すれば、未経験でも挑戦できる求人を紹介してもらえるため、自分に合った働き方を選びやすくなります。



パートから正社員になる方法をこの記事でしっかりと押さえておきましょう。
パートが正社員と違う点


正社員との違いを知ることで、今後のキャリアプランを明確にできます。
ここでは働き方・給与・業務範囲などの違いを分かりやすく解説します。
正社員 | パート | |
---|---|---|
雇用期間 | 無期契約(定年まで継続して働ける) | 有期契約(半年~1年ごとの更新が多い) |
勤務時間 | 1日8時間・週5日のフルタイム勤務が基本 | シフト制・短時間勤務が多い |
給与形態 | 月給制が中心で、昇給・賞与・手当がある | 時給制が多く、昇給・賞与がない場合もある |
仕事内容 | 責任のある業務・判断を伴う仕事を担当 | 補助業務や定型業務が中心 |
人事評価・昇進 | 人事評価により昇進・昇給のチャンスがある | 評価制度がない、または限定的 |
雇用期間の定めがない
正社員は「無期雇用契約」であるため、契約更新の必要がなく安定して働けます。一方、パートは「有期契約」が多く、数か月〜1年ごとに契約を更新するケースが一般的です。
このため、長期的にキャリアを築きたい場合やライフプランを安定させたい場合は、正社員になることで大きな安心感を得られるでしょう。
勤務時間は1日8時間の固定制が多い
パートは週3日や1日5時間など柔軟なシフトが可能ですが、正社員は原則として1日8時間・週5日勤務が基本です。
その分、社会保険や有給休暇などの福利厚生が適用されるため、安定した収入を得やすくなります。
給与体系は月給で昇給やボーナスがあることが多い
正社員は月給制が一般的で、賞与(ボーナス)や昇給制度が整っている企業が多くあります。成果に応じて給与が上がる仕組みもあるため、努力が報われやすいのも魅力です。
一方で、パートは時給制が多く、収入が勤務時間に左右されやすい点が特徴です。安定的に収入を増やしたい人は、正社員を目指す方がメリットが大きいでしょう。
仕事内容はより多様で責任ある業務
パートが補助的な業務を担当するのに対し、正社員は業務の企画・改善・新人指導など、より幅広い仕事を任されます。
その分、責任も増しますが、自分の裁量で仕事を進められる機会が増え、やりがいを感じやすくなります。
人事評価により昇進・昇給の機会がある
正社員は定期的な人事評価によって、昇進や昇給のチャンスがあります。成果や努力がしっかりと評価されるため、キャリアアップを実感しやすいのが特徴です。
一方、パートは評価制度が明確でない場合も多く、昇給ペースが遅いことがあります。
パートから正社員へ転職をする3つのメリット


パートで働いていて「このままでいいのかな」と感じたことはありませんか?
正社員になることで、収入や安定性が上がるだけでなく、自分の将来に対して前向きに取り組めるようになります。
ここでは、パートから正社員へ転職することで得られる3つの大きなメリットを紹介します。
雇用が安定する
パートは契約期間が決まっている有期雇用が多く、更新されない可能性もあります。一方、正社員は基本的に「無期雇用」なので、会社都合で契約が終了するリスクが低く、長く安心して働けます。
また、社会保険や厚生年金、退職金制度などの福利厚生も適用されるため、将来への不安を減らしながら生活を安定させられる点も大きな魅力です。
収入が増えやすい
パートでは時給制が多く、働いた時間分しか収入が得られません。
さらに、スキルを磨いたり成果を出したりすることで昇格のチャンスも増えるため、「頑張った分だけ評価される働き方」をしたい人には正社員の方が向いているかもしれません。
キャリアアップのチャンスが広がる
正社員になると、責任ある仕事やプロジェクトに関わる機会が増えます。
また、上司や同僚との信頼関係も築きやすく、昇進・異動・転職など、次のキャリアにつながるステップを踏みやすくなります。
パートから正社員へ転職をする3つのデメリット


正社員には多くのメリットがありますが、その分「責任の重さ」や「働き方の自由度」に制限が出てくることもあります。
ここでは、パートから正社員になる際に理解しておきたい3つのデメリットを紹介します。
働く時間が長くなる
パートはシフト制で1日4〜6時間勤務など柔軟な働き方ができますが、正社員は1日8時間勤務が基本になります。
ただし、近年はフレックスタイム制や時短正社員制度を導入している企業も増えているため、「どの程度の働き方をしたいのか」を事前に明確にしておくことが大切です。
責任やプレッシャーが増す
その分、プレッシャーを感じる場面も増え、仕事へのストレスも大きくなっていきがちです。
メンタル的にあまり大きな責任やプレッシャーを負いたくないという人にとっては大きなデメリットになります。
自由な働き方が難しくなる
特に子育てや介護などのライフイベントと両立したい人にとっては、固定での働き方が負担に感じることもあるでしょう。
しかし、企業によってはリモートワークやフレックスタイム制度を導入している場合もあるため、事前に「働き方の柔軟性」がある会社を選ぶことがポイントです。
パートから正社員に転職をしやすい業界・職種


「パートから正社員になりたいけれど、どんな業界や職種がチャンスが多いの?」と感じる人も多いでしょう。
実は、パート経験を活かして正社員を目指せる業界は意外と多く存在します。ここでは、未経験でも採用されやすく、働きながらステップアップしやすい業界・職種を紹介します。
- 販売・接客業(小売・アパレル・飲食など)
- 介護・福祉業界
- IT・Web業界
- 事務・バックオフィス職(一般事務・総務・経理補助など)
- 営業職(法人営業・ルート営業など)
販売・接客業(小売・アパレル・飲食など)
販売・接客業は、パート経験をそのまま活かして正社員を目指しやすい業界です。
お客様とのコミュニケーション力や店舗運営の理解が重視されるため、長く勤めて信頼を積み重ねれば、店長候補やエリアマネージャーに昇格するチャンスもあります。
特に大手チェーンやアパレル企業では、社内登用制度を設けている会社も多く、「現場で実績を出せば正社員へ」という明確な道筋があります。
- 売上貢献・接客スキル・リーダー経験を具体的にアピール
- 「お客様対応で意識していること」「店舗運営で改善した事例」を話す
- 店長・副店長など責任あるポジションを目指す意欲を見せる
介護・福祉業界
介護・福祉業界は慢性的な人材不足が続いており、パートから正社員へ登用されやすい業界のひとつです。
未経験からでも働きながら資格を取得できる制度が整っており、介護職員初任者研修や実務者研修などを取得すればキャリアアップが可能です。
また、利用者との信頼関係やチームワークを重視する職場が多く、まじめに取り組む姿勢を評価してもらいやすい点も大きな魅力です。
- 思いやりやコミュニケーション力を強みとしてアピールする。
- シフト制や夜勤への柔軟な対応姿勢を見せると信頼されやすい。
IT・Web業界
IT・Web業界は、スキルさえ身につければ学歴や職歴に関係なくパートから正社員を目指せる業界です。
特にWebデザイン・プログラミング・データ入力・サポート事務など、在宅や時短勤務が可能な職種も多く、家庭との両立をしながらキャリアを築くことができます。
パートから始めてスキルを磨き、資格(ITパスポート・MOS・Webクリエイター能力認定など)を取得すれば、より専門的な職種への転職も狙えます。
- プログラミング・Webデザイン・マーケティングを学んでおくと有利。
- 20代なら「ポテンシャル採用」が多く、学習意欲を重視される。
- 実績がなくてもポートフォリオや資格を見せると好印象。
事務・バックオフィス職(一般事務・総務・経理補助など)
事務職は、コツコツとした作業が得意な人や安定した働き方をしたい人に人気の職種で、パートから正社員を目指しやすい業種です。
WordやExcelの基本操作、ビジネスマナーなどのスキルがあれば、正社員登用を目指しやすくなります。
また、経理補助や人事アシスタントとして経験を積めば、将来的に専門職としてキャリアを伸ばすことも可能です。資格取得支援制度がある会社を選ぶのもポイントです。
- 基本的なパソコンスキルと正確な作業力が重視される。
- Excel・Word・メール対応ができるだけでも採用チャンスあり。
- 「ミスを減らす工夫」や「業務改善の工夫」を具体的に話すと評価される。
営業職(法人営業・ルート営業など)
営業職は、人と接することが得意な方やコミュニケーション能力に自信のある方におすすめです。
販売や接客の経験がある人なら、その経験が商談や提案にも活かせるため、パートからでもスムーズに正社員登用されるケースも多いです。
成果が数字で見える職種のため、やる気次第で収入アップや昇進も狙えるのが営業職の大きな魅力です。
- コミュニケーション力と行動力が評価され、未経験でも挑戦しやすい。
- 接客や販売経験を「営業スキル」に置き換えてアピールできる。
- 「成果よりも行動できる姿勢」や「人と話すのが好き」という点を強調する。
パートから正社員になるための方法


パートから正社員を目指すには、まず「パートから正社員になるためのルート」を知ることが大切です。
パートから正社員になる方法 | |
---|---|
今の会社でパートから正社員になる | 正社員登用制度を利用 |
別の会社に転職をしてパートから正社員になる | これまでの経験を活かせる業界・職種に転職をする 新しくスキルや資格を身に付けて別の業界・職種に転職をする 紹介予定派遣で正社員への転職を狙う |
今の職場で正社員登用を目指す方法もあれば、転職して別の会社で正社員になる道もあります。



あなたの状況や目指すキャリアによってどのルートで正社員になるのか考えてみましょう。
今の会社でパートから正社員になる方法


「今の職場でそのまま正社員になれたらいいのに」と思う方は多いでしょう。
実は、企業によっては正社員登用制度を設けており、日々の勤務姿勢や実績が評価されればチャンスがあります。
ここでは、今の職場で正社員を目指すための具体的なステップを紹介します。
就業規則と制度を確認する
就業規則や契約書、社内ポータルなどに登用制度の記載があれば、応募資格や評価基準がわかります。
制度が明確でない場合でも、上司や人事担当者に直接聞いてみるのがおすすめです。
実績やスキルを整理する
勤続年数や勤務態度、顧客対応力、業務改善の提案など、日々の中で評価されそうなポイントを明確にします。
また、パートの範囲を超えて仕事を任されている場合は、それも大きなアピール材料になります。実績を具体的に言語化しておくことで、面談や選考の場で自信を持って伝えられます。
- これまでの業務内容を洗い出す
- 数字で成果を示す
- 上司や同僚からの評価も聞いてみる
- スキルをカテゴリ別に整理する
上司や担当者に正社員雇用の希望を伝える
「長く働きたい」「より責任のある仕事に挑戦したい」といった前向きな姿勢を見せることで、登用候補として意識してもらいやすくなります。
タイミングとしては、評価面談や契約更新の時期に伝えるのが効果的です。
正社員登用のための選考を受ける
多くの企業では、正社員登用の際に簡単な選考や面談を実施します。
筆記試験・面接・評価シートなどを通じて、勤務態度や会社への貢献度が確認されます。
このときに大切なのは、「なぜこの会社で正社員として働きたいのか」を明確にすることです。志望動機を具体的に伝えることで、企業から信頼を得やすくなります。
別の会社に転職をしてパートから正社員になる方法


今の会社に登用制度がなかったり、環境を変えてキャリアアップしたい場合は、転職による正社員化を目指すのもひとつの方法です。
特に20〜40代前半であれば、未経験でもチャンスのある業界が多く、準備次第で安定した職に就くことができます。
転職の軸と働ける条件を先に固める
例えば、「土日休み」「残業少なめ」「事務職として安定したい」など、自分の優先順位を明確にしましょう。
軸が定まっていないと、条件ばかりを比較して迷いやすくなります。将来のキャリアも見据えて、あなたに合った環境を選ぶことが成功への第一歩です。
- 長く働ける会社で、雇用が安定していることを優先したい
- 成長できる環境で、研修や教育体制が整っている企業を選びたい
- 残業が少なく、プライベートの時間も確保できる職場を選びたい
- 収入アップや賞与、正社員としての福利厚生を重視したい
自己分析や必要なスキル習得を進める
これまでの仕事で培った接客力・チームワーク・責任感などは、他の業界でも強みとして評価されます。
また、Excel・Word・ビジネスマナーなどの基本スキルを習得しておくことで、事務職や営業職などの選択肢が広がります。
正社員のために必要な自己分析のやり方については、以下の記事も参考にしてください!


面接・書類対策をする
パート経験しかない場合でも、応募書類では「どんな貢献をしてきたか」を具体的に書くことが大切です。
面接では、「これまでの経験をどう活かせるか」「今後どんな働き方をしたいか」を明確に伝えると好印象です。
転職エージェントを活用すれば、履歴書や職務経歴書の添削を受けられるため、より自信を持って選考に臨めます。
- 友人や知人に見てもらう
- 面接を録画して自分で振り返る
- 転職エージェントを利用する
- キャリアコーチングを利用する
企業を選定して求人に応募する
求人サイトやエージェントを活用して、「未経験歓迎」「正社員登用あり」の求人を中心に探しましょう。
応募する際は、企業の働き方や福利厚生、キャリアアップ支援なども確認しておくことが大切です。
また、1社に絞らず複数の企業に応募することで、比較しながらより自分に合った職場を選ぶことができます。
20代でもパートから正社員になることは可能


「20代のうちに正社員になりたいけど、パート経験しかない自分でも大丈夫かな?」と不安に感じる方は多いでしょう。
結論から言うと、20代ならポテンシャル採用のチャンスが多く、未経験でもパートから正社員を目指すことは十分可能です。
20代は、社会人経験が浅くても「これからの成長に期待できる」と見られる年齢です。
特に近年は、人手不足や若手育成を重視する企業が増えており、未経験者を積極的に採用するケースも多く見られます。
大切なのは「あなたのパートでの経験をどう活かせるか」を明確に伝えることです。正社員になってからも成長し続ける姿勢を示せば、採用される可能性は大いにあります。
20代の転職のやり方について詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にしてください!


パートから未経験転職で正社員になる方法


「正社員になりたいけど、未経験の業界や職種で採用されるのは難しいのでは?」と不安に思う人も多いかもしれません。
パートから未経験転職で正社員になるためには以下のポイントを意識して転職活動をするようにしましょう。
- 自己分析をして“できること”と“やりたいこと”を整理する
- パートで培った経験を“スキル”として言語化する
- 未経験歓迎の業界や求人に的を絞る
- 資格や基礎スキルを身につけておく
- 転職エージェントやキャリアコーチングを活用する
未経験転職の具体的なやり方については、以下の記事も参考にしてください!




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正社員を目指すなら、早めに動き出してキャリアプランを考えたり書類・面接対策をすることが成功のカギです。
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パートから正社員への転職についてよくある質問


パートから正社員への転職についてよくある質問とその回答についていくつかご紹介します!
パートから正社員への転職は十分可能
パートから正社員に転職をするための具体的な方法やおすすめの業界・職種について解説をしました!
- パートから正社員への転職は十分可能であり、経験や意欲をしっかり伝えることが大切
- 今の会社で登用を目指す場合は、実績を整理し、上司に意欲を明確に伝えることが大切
- 転職で正社員を目指す場合は、自己分析や面接対策に加え、転職エージェントの活用で成功率を高められる






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