
「コーチングとカウンセリングは何が違うのか?」
「コーチングとカウンセリングのどっちを受けたらいいのか分からない」
このようなお悩み・疑問を、徹底的に解消していきます!
- コーチングとカウンセリングのメリット・デメリットや有効な場面の違いがわかる
- あなたの状況や課題に合わせてコーチングとカウンセリングどちらを活用したらいいかわかる
「達成したい目標があるけどどうやったらいいか分からない」「メンタルの不調があって中々行動ができない」など、人によって様々な悩みがあると思います。
そんな多様な悩みに対して、自分はコーチングやカウンセリングなどサービスを受けたらいいか分かりにくいポイントかと思います。
今回はコーチングとカウンセリングの違いについて現役のプロコーチが解説をしていきます。


山田 夏輝
コーチング事業を運営する会社を経営。コーチング会社と英語コーチングの会社のCMOも兼任。ポジウィルで元キャリアコーチとして勤務。コーチング実績は300人・600時間以上・満足度9.1。GCS認定プロフェッショナルコーチ。
コーチングとカウンセリングの違いとは?


コーチングとカウンセリングの違いは以下のようになっています。
| コーチング | カウンセリング | |
|---|---|---|
| 話す内容 | 目標達成や夢などの今よりもプラスになるような事柄 | メンタル面の回復などマイナスの状態を0に持っていくような事柄 |
| 扱うテーマ | 目標達成 | 問題解決 |
| コミュニケーション手法 | 相手に対して質問をして思考を促す | 相手の話を傾聴することによって気持ちの整理を図る |
| 有効な場面 | ・緊急度は低いが重要度が高いテーマを扱うとき ・達成したい目標はあるがどうやって達成したらいいか分からない時 ・目標ややりたいことを考えたい時 | ・メンタルの不調で行動を起こせない時 ・過去に大きなトラウマとなるような経験がある時 |
コーチングとカウンセリングの最大の違いは、コミュニケーションをすることで改善を図りたい事柄の違いにあります。
コーチングでは目標達成や夢などの今よりもプラスになるような事柄について話をしていきます。
一方でカウンセリングではメンタル面の回復などマイナスの状態を0に持っていくような事柄について話をしていきます。
コーチングでは目標達成、カウンセリングでは問題解決をテーマとして扱うというのが最大の違いになります。



「コミュニケーションによって何を改善したいか」を考えるようにしましょう。
また、コーチングとカウンセリングではコミュニケーションの手法についても違いがあります。
コーチングでは相手に対して質問をしていくことで思考を促すことが中心になるのに対して、カウンセリングでは相手の話を傾聴することによって気持ちの整理を図ります。
コーチングもカウンセリングもそれだけをする訳ではありませんが、質問が中心か傾聴が中心かという手法の違いも存在します。
このようにコーチングとカウンセリングは扱うテーマやコミュニケーション手法において違いがあると言えます。
カウンセリングのメリットとデメリット


コーチングとカウンセリングの違いをより理解するために、まずはカウンセリングならではのメリットとデメリットについて解説をしていきます。
カウンセリングのメリット
カウンセリングのメリットとしては以下のことが挙げられます。
- 話を聞いてくれるカウンセラーの存在によって、自分の気持ちの整理ができる
- 悩んでいることに対して、状況の整理ができる
- 悩みに対して解決のきっかけが得られることもある
カウンセリングは現時点で何かしらの悩みや問題を抱えている方が、それらの解決のために行動ができる状態を作り上げるために行われるものです。
自分の話を聞いて受け入れてくれるカウンセラーの存在が、あなたのメンタル面での支えになります。
カウンセリングのデメリット
カウンセリングのデメリットとしては以下のことが挙げられます。
- 具体的な課題解決にはつながらないことが多い
- 自分の状況や心境を話すのに勇気がいる
カウンセリングは直接的な課題解決や目標達成を目的としたコミュニケーションではありません。
あくまで現時点で発生している問題を解決するためのコミュニケーションであることを知っておきましょう。
カウンセリングとコーチングの違いを正しく理解できていないと、受けてみて自分のイメージと違ったといったことも起きる可能性があるので注意しましょう。
コーチングのメリットとデメリット


コーチングとカウンセリングの違いをより理解するために、次はコーチングならではのメリットとデメリットについて解説をしていきます。
コーチングのメリット
コーチングのメリットをまとめると以下のようになります。
- 相手の主体的な行動を促せる
- 行動のモチベーションを高められる
- コミュニケーションが円滑になる
- 新たな発見や視点が得られやすい
コーチングのメリットは、相手から答えを引き出すというコミュニケーションによって、相手の自発的な行動を促せることが挙げられます。
相手は自分で考えて答えを見つけたという感覚になるため、行動のモチベーションが湧きやすいです。
また、相手との双方向のコミュニケーションによって関係性が築きやすく、意思疎通が図りやすいこともコーチングのメリットです。
コーチングを組織に浸透させれば組織全体のコミュニケーションを活性化させることも可能です。
コーチングのデメリット
コーチングのデメリットをまとめると以下のようになります。
- 緊急度の高い問題解決には不向き
- 相手に行動のためのモチベーションが入っていないと不向き
- 相手に一定の知識や経験を要する
- コーチのレベルによって成果が変動しやすい
コーチングのデメリットは、相手から答えを引き出すというコミュニケーションの特性上、緊急度の高い問題や課題の解決には向かないことが挙げられます。
また、そもそも行動を起こすための心理状態がない方には向かないというのもコーチングのデメリットです。
メンタル面での不調があって行動を起こす気が湧かないという方はコーチングではなく、まずはカウンセリングなどの手法で行動ができる心理状態を作り上げることが大切です。



コーチングとカウンセリングどちらが優れているということはないので、状況に合わせて使い分けをすることが重要です。
カウンセリングが有効な場面


カウンセリングがどのような場面で効果を発揮するのか、いくつか具体的な場面について挙げていきます。
カウンセリングが有効な場面を知って、コーチングとカウンセリングを使い分けするようにしましょう。
メンタルの不調で行動を起こせない時
カウンセリングの目的は、相手の話を聞くことで心や思考の整理をして、行動を起こすための心理状態を作り上げることにあります。
過去のトラウマや人間関係などの要因によってメンタルを病んでしまっているという方は、カウンセラーの方に話を聞いてもらうだけでも意外と心がスッキリした気持ちになります。
カウンセリングというとよっぽどメンタルを病んでしまっている時にしか相談できないのではないのか、といったイメージもあるかもしれませんが必ずしもそうとは限りません。
常に不安や悩みを抱えていて行動ができない状態が続くといった人は、ぜひコーチングよりもカウンセリングを受けてみると心理状態が変わることもあります。



まずは行動を起こすための正常なメンタル状態にもっていくために活用していきましょう!
過去に大きなトラウマとなるような経験がある時
過去の経験というのは思ったよりもあなたの心理状態に影響を与えます。
よくあるパターンが幼少期の経験や育った家庭環境の影響で、自分に自信がなかったり自己肯定感が低くて行動を起こせないというパターンです。
過去の経験は、捉え方次第ではあなたのプラスのエネルギーに変えていくことも可能です。
過去の経験が影響してメンタルが落ち込んでしまっているという場合はコーチングよりもカウンセリングの受講を検討してみてください。



自信がなかったという方やネガティブに考えてしまうという方でも、過去の経験の捉え方が変わって思考が変化したという方もたくさんいます!
コーチングが有効な場面


コーチングがどのような場面で効果を発揮するのか、いくつか具体的な場面について挙げていきます。
コーチングが有効な場面を知って、コーチングとカウンセリングを使い分けするようにしましょう。
緊急度は低いが重要度が高いテーマを扱うとき
今すぐに解決する必要はないけど、重要なテーマを扱うときはカウンセリングよりもコーチングの活用が有効です。
コーチングは双方向のコミュニケーションによって相手から答えを引き出すというコミュニケーションであるため、一定の時間をかけてでも行動の修正を繰り返して対応をしたい場合に向いています。
1on1ミーティングにおける目標の進捗確認やキャリアの方向性を確認する人事面談などは、ティーチングよりもコーチングの活用が有効です。
- キャリアプランややりたいことを考えたい
- 転職活動に成功したい
- 昇進やスキルアップしてキャリアアップを目指したい
- 営業やマーケティングなど今の仕事での成果を出したい
- 副業や起業に挑戦したい
達成したい目標はあるがどうやって達成したらいいか分からない時
コーチングは一定目標達成へのモチベーションはあるけど、どうやって達成をしたらいいのか分からないという時にカウンセリングよりも有効に働きます。
コーチによって目標設定や行動設定について質問を繰り返しされることによって、自分のやるべきことが整理されどんどん言語化ができるようになります。
また、伴走してくれるコーチの存在によって行動の継続もしやすいのであなたの目標達成をより確実なものとすることができます。



コーチングは目標達成のためにいつまでに何をやればいいのかを行動計画として明確にすることができます!
目標ややりたいことを考えたい時
目標ややりたいことを考えたい時もカウンセリングではなく、コーチングが有効です。
コーチングを受けることによってあなたの価値観や決断軸が明確になり、あなたらしい目標ややりたいことが明確になっていきます。
また、目標達成のメリットや目的も言語化できるので、よりモチベーション高く行動ができる目標達成ができるという特徴があります。
ここまで読んでみてコーチングを受けるかどうか悩んでいる方向けにおすすめのコーチングサービスを比較させていただいたので、以下の記事も参考にしてみてください!


カウンセリングが向いている人・コーチングが向いている人


カウンセリングが向いている人とコーチングが向いている人の特徴は以下になります。
カウンセリングとコーチング、どちらを受けたらいいかの参考にしてみてください!
- 過去の経験やトラウマを整理したい人
- 感情的な問題を抱えている人
- 精神的なサポートを必要としている人
- 対人関係で悩んでいる人
- 過去の失敗や後悔を整理したい人
- 達成したい目標がある人
- 具体的な行動計画やステップを作って行動したい人
- 未来志向で成果を出したい人
- 自分の能力を発揮し、より高いパフォーマンスを目指したい人
- 何かしたい挑戦があるけど決断ができない人
ここまで読んでみてコーチングが向いているなと感じた方は、以下の記事でおすすめのコーチングサービスを解説しているので、こちらも合わせて参考にしてください!


コーチングとカウンセリングどちらを受けたらいいか悩んだ時の対処法


結論、コーチングとカウンセリングどちらを受けたらいいか悩んだら目的と現状に応じて選ぶのがポイントです。
コーチングは目標達成や行動を促進するためのサポートで、未来志向のアプローチが特徴です。
一方、カウンセリングは感情や心の悩みを整理し、過去や現在の問題解決を目指します。
例えば「目標を明確にしたい」や「行動を加速させたい」と感じる場合はコーチングが向いています。
逆に「心のモヤモヤを解消したい」や「精神的な負担を軽くしたい」という場合にはカウンセリングが適しています。



あなたがコーチングやカウンセリングを通じて何を改善したいのかをまずは考えるようにしましょう。
コーチングとカウンセリングを学ぶための資格はある?


結論、コーチングとカウンセリングを同時に学ぶような資格はありませんが、コーチングとカウンセリングそれぞれの専門的な資格は存在します。
コーチングを学ぶには、ICF(国際コーチ連盟)の資格や銀座コーチング資格などの民間の認定資格が代表的です。
一方、カウンセリングでは臨床心理士や公認心理師といった国家資格が広く知られています。
どちらの資格も資格取得を通じて専門性を高めることが可能です。興味や目的に応じた資格を選んで学ぶと良いでしょう。
おすすめのコーチング資格は以下の記事でもまとめているので、こちらも併せて参考にしてください!


コーチングとカウンセリングの違いについてよくある質問


コーチングとカウンセリングの違いについてよくある質問とその回答をご紹介します!
体験コーチングを受けるなら目標達成コーチング


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まとめ:コーチングとカウンセリングの違いは?有効な場面や向いている人の特徴を徹底解説
ここまで、カウンセリングとコーチングの違いやそれぞれのメリット・デメリット、活用するべき場面について解説をしていきました。
カウンセリングとコーチングは一見似ているものに見えて、その手法や効果は大きく異なります。
あなたが置かれている状況によって適切なサービスは変わります。
ぜひカウンセリングとコーチングの違いを正しく理解して、あなたにとって最適なサービスを選べるようにしていきましょう!



本記事を読んでコーチングが気になるという方は、まずは体験コーチングを受けて効果を実感してみましょう!








